揺曳する境界

生きてるうちに私が感じた事物をデータ化した何か。

喫煙所会話メモ

大学の喫煙所の向こう側は色んな植物が植えられていてガラパゴス化している。

 

それらが、一昨日降った雪の影響で冬を感じたのか葉が一斉に色づきはじめた。イチョウは今まで緑を少し残した形だったのが一つ残らず真っ黄色に染まりもみじなんかは燃えるように真っ赤になっていた。

 

n-死に際感じてんのね〜

a-死に際感じるにはえらくのんびりでしたね

n-あの紅葉のあの「赤」絵の具でなんとせばあーなるの〜

a-暗い色を足す?

n-きたねぐなるべ〜

n-自然の色には叶わんね〜〜

 

煙草メイトのNさん(仮称)は、美大の食堂のおばちゃん。よく階段のとこにいて、一服する際は必ず彼女と話をするのだが私が禁煙していたのでえらく久しぶりに感じた。フリースだけで寒そうだったけど彼女がいるとつい長話してしまう。

 

n-後ろの紫陽花〜〜あれいいわね〜〜紫陽花ってね〜〜水しったげ吸うんだもん〜

 

n-紫陽花のドライフラワーの作り方しってる〜?普通に風通しの良い所に逆さまに置いておくだけじゃダメなんだよ〜少しずつ水を減らしてくの。そうするとね、花の形を保ったまま綺麗にドライフラワーになるがら。

 

a-ドSですね。綺麗な形を保ったままミイラ化…